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娘々がきたよー そう、それはある日のこと。 私が芳香を連れて歩いていると、一人の男が話しかけてきた。 私は柔和な笑みで迎えた。 男の第一声が「ご飯を分けてくれ」だった。 私は正直なところご飯は余り食べないので、お金を渡し「これで買うといいわ」と言った。 しかし男は首を振った。 ふむ… 私は芳香にお使いを頼んだ。 芳香はにこにこして食べ物を買ってきた。 「えらい、えらい。うふふ…さぁ、これでいかが?」 「あ、ありがとうございます…」 男は苦笑いをして品物を受け取った。 そして立ち尽くした。 「あら?どうなさいました?」 「あの…台所を貸して頂けませんか?」 「え?」 驚いた…家に帰って調理すればいいものを。 …いやまて。 さっきも、なぜ私に買い物を頼んだ?十分にお金はあったはずだ。 「…もしかしたら、帰る場所がない…とか?」 「…お恥ずかしいことに」 私は当たっていたことに気を良くし、しばらく質問をした。 分かったことは、この男は帰る家がないこと、里におりてはいけないこと、外来人だということ、名は○○ということだった。 へぇ、平和そうな人里だけれども…差別なんてあるのね…。 またかわいそうに。 ○○はなかなか使えそうな男。 それに、見た感じだと優しい。 頭も悪くはなさそうだし… 人間性に欠点はなさそうだが。 そう考えていると、○○が話かけてきた。 「あの、お名前は…?」 「あぁ、そう言えば私はまだ名乗ってませんでしたわね。私は青娥。青娥娘々、とも呼ばれます。」 私はつらつらと言葉を重ね、男をどうしようか迷っていた。 ほうっておくか、連れて帰るか。 私は目の前で何かを待っている○○を見つめた。 「…あの」 「…はい?」 「台所…貸して下さいますか?」 あ、忘れてた。 男を連れて家へ。 芳香はいつもの所へ配置してある。 22時になったら起こさなきゃ。 「ねぇ、何を作っているの?」 「あ、ただの野菜炒めです。」 「頂けるかしら?」 「はい、いいですよ。」 小皿に盛られた野菜を眺め、口にする。 …美味しい。 私はこの味、好きだわ。もう少し欲しいけど… 私はちらと○○を見る。 すると、ニコッと○○は笑い少しの野菜炒めをくれた。 …いい人ね。何でこんな人ほうっておくのかしら。 私はもぐもぐ食べながらそう思った。 ○○が泊まって、一晩過ぎた。 「んー、仙人は別にあれだけど…ご飯、作ったほうがいいかしらね」 思い立ったら行動するのみ。 私はここにある材料を駆使し、朝食を作った。 …我ながらなかなかに。 私は笑顔で食卓へ運んだ。 「…おはようございます。…わぁ!」 ○○は料理を見て少し驚いた。 多分泊めてくれた相手が朝食を作ってくれるなど思いもしなかったのだろう。 「…すっごい美味しいです!」 「そう?」 お世辞のようなこの言葉は、○○が言うとキラキラした言葉に変わった。 ○○はおいしい、おいしいとご飯を全て食べてくれた。 「ご馳走様でした!青娥さん、凄く料理が上手いですね!」 「そんなことないわ…私は貴方の作る野菜炒め、好きよ?」 私と○○はふふふと笑う。 少なくとも私、○○のことは嫌いじゃないわね。 さて、そんなわけで○○と住むことになりました…が、 ○○は想像以上に世話をやく男だった。 部屋の掃除も、洗濯も、料理も。 殆どの家事をこなすのだ。 私はすることがなくなったので、○○がたまに料理をしてくれ、というのをのんびり待ちながら芳香ちゃんの手入れに時間をかけた。 ある日、○○が料理を作ってくれと言った。 私は嬉々として台所に立つ。 そして、ふと思った。 ー…? 何故私は嬉々として料理を作ろうとしているのだろう。 (決まってる、○○が喜んでくれるから) -…それだけ? (えぇ、それだけ。…二度もあの人を裏切れないわ) 私はくだらない自問自答をして、○○への料理作りに没頭した。 「できましたよ~」 私は数々の皿を宙に浮かしテーブルへ持っていく。 ○○が呆気にとられているのが面白い。 「青娥さん…手品ですか?」 「ん…あぁ、言ってなかったわね?私…いや、何でもないわ。手品よて・じ・な。」 私はくくくと笑う。 ○○は暫く私をちらちら見ていたが食べものに箸をつけ食べ始めると途端にそっちに集中した。 笑顔で、本当に幸せそうに食べる○○。 私はそれを見て頬杖をつく。 (食べ物を食べるより、お腹いっぱいになるわよ…) ○○と過ごし始めて半年余りが経った。 私は里へいつものように買い物に出かけた。 すると、とある人を見つけた。 里の人とは明らかに容姿の違う人。 妖怪ではない。 ならば、外来人ー…? そうか! 私は心から込み上げる喜びにしばし頬を緩めた。 「外来人も、受け入れられるようになったんだわ!○○…」 私は○○が里へ行き来できるようになる光景を思い浮かべ、にこにこしながら家路についた。 「ねぇ○○…聞いてくれない?」 「なんですか?青娥さん」 私は里に行った時のことを話した。 よくはみなかったが、あれは絶対里に溶けこんでいる。 「そう、ですか…」 話終えると○○は微妙な顔をした。 まるで里にはいきたくなさそうに… あ、そうか。 「ごめんなさい…里には、良い思い出なんてないかしら…?」 顔を伏せる。 ○○は慌てて言葉を紡いだ。 「いいえ…大丈夫です。」 「本当?じゃあ、善は急げ。行きます?」 「…はい!」 かくして、○○と里に行くことになった。 「わぁ…余り、変わってませんね」 ○○は今までと違う里を堪能していた。 私は里の色々な所を案内した。 そして蕎麦屋で蕎麦を食べた後、寺子屋を案内した。 そこで、○○の顔がこわばった。 私は上白沢慧音を呼んだ。 するとすぐに彼女は出てきた。 そして私に軽く挨拶をすると、○○の方を見て彼女は驚いた。 そして、こう言ったのだ。 「…○○!?どこ行ってたんだ!」 私の思考が 停止した。 「いや、すまないな。取り乱してしまって…」 さっきから○○にベタついている彼女に苛立ちを覚えながらも私は受け答えをしている。 何でも自称(ここ重要)婚約者だとか。 ○○は否定している。 そうだ。 当たり前だ。 だって○○は私のものだから。 私のことを一番に気にしてくれる、私の僕にするのだから。 「それで○○。ここに住まないか?」 「え…」 苦痛の時間が終わり、私が○○の腕に絡みついたときだった。 彼女が提案した。 私は○○にぎゅっとしがみつき、逃がさまいとした。 だが○○は… 「そう、ですね…何時までも青娥さんのお世話にはなれないし…里に馴染めるチャンスかもしれない」 私はトボトボと家路につく。 もともと○○のものはあまり家になかった。だからすぐにお別れになった。 …私はいつも気付くのが遅い。 だからあの人を置いていったあと、少し後悔したのだ。 でも、今回は違うわ。 ○○は私のもの、○○は私のもの… 家に帰って酒を少し飲んだあと、私は深く眠った。 深く、深く。 …目が覚めた。 しかし一体なんだろう?何だか雰囲気がいつもと違う。 何だか…とっても、寒い。 私は窓を開けた。 そして、驚いた。 「…え、うそっ…」 雪だ。 雪が、降っている。 おかしい! 私が眠りについたのは、春。 …つまりは。 私は里を見に行った。 ○○とあの憎きワーハクタクの経過を見る為。 「…?」 寺子屋がない。 代わりに綺麗な家が建てられている。 な、何故?どうしてっ…? 私は扉をノックした。 すると、○○が出てくる。 その懐かしい顔を見て、思わず抱きしめた。 「○○っ…良かったわ、無事なのね…!」 思わず涙しそうになったが、次の言葉で全てが崩れ去った。 「あの…どちらさまでしょうか?」 …え? 「わ、私よ?青娥、娘々…」 泣き笑いで酷い顔になっているだろう。 でも、それ位衝撃的だったのだ。 「セイガ…?」 そうして暫くすると、ワーハクタクが顔を覗かせた。 「おやおや、いつぞやの仙人さま。何かご用で?」 にこりと笑う彼女。 私は悪意が詰まった笑みを彼女へ向けた。 「今日は先生と、お話がしたくて参りましたわ」 「いや、どうぞおかけになって。」 私は椅子に座りワーハクタクを睨みつけた。 「どういうことなのかしら」 「…さてはて。何のことやら。」 彼女は首を振りにやりと笑った。 挑発するような笑みに苛立ちを覚える。 ガン、と机を叩いて彼女に迫る。 「…○○を、どうしたって?」 「…結婚したさ。指輪が見えるだろう?」 ワーハクタクは左手を見せる。 だが、私が聞きたいのはそっちじゃない。 「○○の記憶。どうしたのよ」 「ん…?あぁ、君の存在が邪魔でね。少し…歴史を消した」 …歴史を消した。 つまり○○はもう私のことなんて どうでもよくて 料理を食べて笑ってくれなくて こいつに一生を捧げる… ということか。 「さぁさぁ如何かな?もう用はないだろう。」 「…ないわけないわ」 私は渾身の一撃を彼女にかます。 ワーハクタクは半人半獣。 軽く吹っ飛んでいった。 私はキッチンから包丁を持ち出す。 「…なに、するんだ」 「…私の、可愛い可愛い…僕にしてあげる」 丁寧に丁寧に。 私は彼女に印をつけるように…刻んでいく。 さぁ、早く起きて。 彼女が死んだとき、調度○○が帰ってきた。 「ただいま……………え?」 大惨事。 私は笑顔で○○に近寄る。 「…おかえり。何をする?料理、作ろっか。ねぇ、ねぇ…」 ○○は青ざめて後ずさりする。 しかし、私は歩みを止めない。 ね、なんで逃げるの? 私だよ、せいがだよぉ… ○○は途中で止まった。 私はガバッと抱きつく。 やっと会えたーー… ○○が、私の首を締めはじめた。 …え? 会えたよ、会えたのに… どうして?どうして? やめて、そんな言葉あなたには似合わないわ。 苦し-… 気づいたら、○○が倒れていた。 私はにこりとして死体を手にとった。 「…ようやく、ようやく。」 私は二人を持ち帰ってキョンシーにした。 片方の女は毎日いたぶり、片方の男は顔がくずれるまで愛した。 「…本当は、もっと素直に愛したかったのに」 そう呟きながらキョンシーを壊れた笑みで抱きしめる、邪仙がいた。
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【中学一年 ―― 7月第一週】 京太郎「(さて…インターミドル出場も決まった)」 京太郎「(玄の奴とも仲直り出来た)」 京太郎「(俺の人生順風満帆!!!)」 京太郎「(とは言えないのは…目の前にテストが控えているからだろうな…)」 京太郎「(もう良いじゃん…俺、県大会頑張ったじゃん…)」 京太郎「(寧ろ、インターミドルに向けて合宿やら何やらですげー忙しいじゃん…)」 京太郎「(なのにテストに免除も何もないってどういう事…)」 京太郎「(ま…ここで愚痴ってても仕方ないか)」 京太郎「(【三週目のテストや8月2週のインターミドル】の為にも…今週は…)」 +2 末尾1.2 憧と勉強 末尾3.4 部活に集中 末尾5.6 雑用に集中 末尾7.8 松実館でバイト 末尾9.0 鷺森レーンでバイト 雑用に集中 京太郎「(男子の部でインターミドル決まったとは言っても、俺の立場は未だに雑用だからな)」 京太郎「(小走先輩の顔を立てる意味でもちゃんと雑用の仕事はしておかないと)」 京太郎「(ここで手を抜いたら増長してると受け取られかねないし…それは俺の本意じゃないしな)」 京太郎「(さって…それじゃ今日も元気に掃除からやっていきますか…!)」 +2 00~30 失敗 31~60 成功 61~99 大成功 ※雑用力につき+1 大成功 京太郎「(あー…インターミドルで忙しかった所為か、ちょっと汚れが目立つようになってきたな)」 京太郎「(こんなしつこい汚れが相手ならば洗剤を使わざるを得ない)」キュッキュ 京太郎「(あ、でも…よく見たらあっちにも結構残ってるな)」 京太郎「……」 京太郎「(良いぜ!お前がそんなにしつこいって言うのなら!!)」 京太郎「(まずはその汚れをぶっ壊す!!)」キュキュ +2 末尾偶数 小走先輩に声を掛けられた 末尾奇数 途中で夢中になっている自分に気づいた 小走先輩に声を掛けられた やえ「…おい、須賀」 京太郎「…」キュッキュッキュ やえ「…須賀、おい…聞いてるのか?」トン 京太郎「…え?あれ?」 京太郎「小走先輩…どうしてここに?」 やえ「どうしてじゃない…まったく…」 やえ「もう部活が終わっているぞ」 京太郎「え゛…あ…」 やえ「掃除に夢中になるのも良いが、ほどほどにしておけよ」 やえ「…と言うか、そもそも須賀は男子レギュラーなんだから、掃除なんかしなくても誰も文句は言わないぞ」 京太郎「いやぁ…まぁ、一応、俺は雑用を引き受けた訳ですし」 京太郎「任せてもらったものをちゃんと果たさないと気持ちも悪くって」 京太郎「それに頑固な汚れってこっちも結構意地になりません?」 やえ「まぁ…分からないでもないけどな」クスッ やえ「ただ…これっきりにしておけよ」 やえ「インターミドルも近いんだ。雑用よりは麻雀の方に集中してくれ」 やえ「その方が私も嬉しい」 京太郎「はい。分かりました」 【System】 須賀京太郎の雑用力が2あがりました。 小走やえの好感度が1あがりました。 小走やえは須賀京太郎の事を気にしてくれているようです。 【中学一年 ―― 7月第二週】 京太郎「(と、小走先輩には言ったものの…やっぱり雑用やんないと落ち着かないんだよなぁ)」 京太郎(…こう…俺がやらなきゃって言う意識が働くって言うか)」 京太郎「(一年で、しかも、雑用を命じられたからなんだろうか…?)」 京太郎「(でも、それにしちゃ…心の中から浮かび上がってくる感じがするんだよなぁ…)」ウーン 京太郎「(まさか本当に前世は雑用…)」 京太郎「(な訳ないかー)」ハハッ 京太郎「(それより…来週からはテストだけど…どうするか)」 京太郎「(【学力は足りてる】みたいだから、急いでやらなくても補修にはならないだろうけど…)」 +2 末尾1.2 憧と勉強 末尾3.4 部活に集中 末尾5.6 雑用に集中 末尾7.8 松実館でバイト 末尾9.0 鷺森レーンでバイト 松実館でバイト 京太郎「と言うわけで息抜きしにバイトに来た!」 宥「あれー…?い、良いの?」 京太郎「良いんだよ。別に勉強だけで人生決まる訳じゃないし」 京太郎「補修にさえならなきゃ部活にも支障はないし、なんとかなるって」 宥「うーん…それだったら良いんだけど…」 宥「あ、それと…インターミドル出場おめでとう」 宥「格好良かったよ」ニコッ 京太郎「あぁ、ありがとうな」 京太郎「ま…まだ一年だから色々とプレッシャーだけど…」 京太郎「バイトでもインターミドルでも…恥ずかしいところ見せないように頑張る」 宥「うん。楽しみにしてるね」ニコー +2 00~30 失敗 31~60 成功 61~99 大成功 成功 京太郎「ふぅ…こんなところかな」 宥「お疲れ様。はい。どうぞ」 京太郎「あ、ありがとう。…ふぅ」フキフキ 宥「少しずつ慣れてきた?」 京太郎「あぁ。何だかんだでもう三ヶ月通ってる訳だし、多少はな」 京太郎「それにまぁ、うちもカピバラ飼ってるし…暖かいのに耐性はあるんだよ」 宥「カピバラ?」 京太郎「あぁ、知らないか。えーっと…携帯携帯…あ、ほら」パカッ 宥「わぁ…♪」 京太郎「可愛いだろ?」 宥「あったかそぉ…♪」 京太郎「あぁ、うん。松実さんはそっちだよな」 宥「でも、これ須賀君の家が飼ってるの?」 京太郎「あぁ、カピーって言うんだ。結構でかいんだぜ」 宥「へぇ…そうなんだ」 京太郎「一回見に来る?人懐っこいし優しい奴だぞ」 宥「え…でも…」 京太郎「あ、ちなみにカピーは温室じゃないと生きられないから、うちに温室あるぞ」 宥「行くっ」パァァ 京太郎「よし。じゃあ、決まりな」 京太郎「何時になるか分からないけど…約束だぞ」 宥「うんっ♪えへへ…楽しみだなぁ…」 【System】 須賀京太郎のバイト力が1あがりました。 松実宥はその内、須賀家へと来るようです。 【中学一年 ―― 7月第三週】 京太郎「はぁ…」 憧「ん…どうかしたの?」 京太郎「いや、お前はすげーな、って」 憧「いきなり何を言い出すのよ…」 京太郎「いや、女子の中でも一目置かれるくらい麻雀頑張って」 京太郎「運動だって得意で」 京太郎「その上、勉強までしっかりやって、俺に教えられるくらいだし…」 京太郎「小学校の頃からさらに輪を掛けてすげー奴になったなぁ…って」 京太郎「俺も頑張ってるつもりだけど…どんどん引き離されてる気がする…」 憧「…ばーか」ピンッ 京太郎「いてぇ!」 憧「そんなのアンタだって同じでしょ」 憧「一年で男子レギュラーになって、監督や小走先輩にも信頼されて」 憧「チームに柱になって、個人と団体両方でインターミドル出場まで決めて」 憧「それなのに雑用までしっかりやって…その上、運動部に負けないくらい逞しくて…」 憧「そんなアンタも十分凄いと思うわよ」 京太郎「…そうか?」 憧「そうなの。お陰で最近、アンタの評価が高くなりすぎて…」 京太郎「なりすぎて?」 憧「う…い、いや…何でもない」カァ 京太郎「なんだよ…そんな気になるところで切るなって」 憧「し、仕方ないでしょ…あんまり言いたくない事なんだから…」 憧「そ、それより…中学に入ってそろそろ自分の新しい苦手と得意が見えてきたでしょ?」 憧「テストまでにまずはそれを克服するわよ!」 京太郎「お、おう。じゃあ…まずは…」 +2苦手 +3得意 ※数学国語理科歴史英語保健家庭科音楽の中からお選び下さい 英語が苦手 保健が得意 京太郎「英語が苦手で保健が得意かなぁ」 憧「ほ、保健!?」カァァ 京太郎「おう。…え?何か変か?」 憧「え…い、いや…別に変じゃないけど…」 憧「だ、誰に教えてもらったの?ま、まさか小走先輩に?」 京太郎「まぁ、小走先輩にも幾らか教えて貰ったけど」 憧「え…え…?!う、嘘でしょ…そ、そんな…あたしの知らない間に…」 京太郎「あれ…?そんなに変か…?」 京太郎「雑用として必要になるかもって応急処置のやり方とか教えてもらったんだけど…」 憧「ふぇ?」 京太郎「いや、だから…応急処置のやり方」 憧「…ふきゅぅ」プシュウ 京太郎「あれ…!?あ、憧!?憧ーー!?」 【System】 須賀京太郎は【家庭科が得意】を失い、【応急処置が得意】を手に入れました。 このスキルは誰かが怪我をした時の判定に+3します。 須賀京太郎は【手先が不器用?】を失い、【英語が苦手】を手に入れました。 このスキルは英語を使う判定に-3します。まぁ、そんな判定多分ねぇけどな!!! 新子憧のむっつりスケベは日増しに強くなっているようです。
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/5036.html
唯「あーずにゃん、あーずにゃん! やったよ、やったよ!」ドバタバ 梓「なんですか先輩? 部室内で走らないで下さいよ」ゴソゴソ 唯「見てみて、ゲームウォッチで新記録が出たよ! すごいでしょ」バッ 梓「ゲームウォッチ? あの上から竹やりとか刀が振ってくる忍者のやつですか」 唯「そうそう。どう、褒めてもいいんだよあずにゃん!」 梓「んっふ……」 唯「あっ! いま鼻で笑ったね、ひどい娘だよ!」 梓「なんとでも言ってくださいよ。私はもうそんなモノに興味はないですから」 律「あぁ、よく言ったぜ梓。もう時代はゲームウォッチじゃないんだ」 唯「えぇ、律っちゃんまでそんな事言うの!? 私の才能に嫉妬してるんじゃないの」 律「ちげーよ。これからは、このシュウォッチの時代だぜ!」バッ 唯「シュ…シュオッチ!? なんなのその黄色いゲームウォッチは!」 律「正式名称は、シューティングウォッチ。 自分の連射能力を測ってくれるスグレモノなんだぜ!」 唯「ま、まさかあずにゃんも、このシュオッチを?」クルッ 梓「ぶっふ……ぷっぷー!」 律「あ! あきらかに馬鹿にした笑いするんじゃねーよ中野!」 梓「だ、だって、二人とも そんな白黒の液晶で満足してるんですもの…。ぷっぷー」 唯「いったいどういう事なの、あずにゃん! ゲームは白黒じゃないの」 律「そうだぜ。 シュオッチを持ってないからって負け惜しみ言うんじゃねーよ」 梓「チッチッチ…。 もうゲームウォッチもシュオッチも時代遅れなんですよ」 律「なんだと、言っていいことと悪い事があるぞ! ハドソンを侮辱するのかよ」 唯「そうだよ~。今謝ればあずにゃんにもやらせてあげるからさ」 梓「言ったでしょう時代遅れだって…。 これからはこのファミリーコンピューターの時代なんですよ!」バッ 唯「ファ…ファミリーコンピューター!?」 律「なんだコレ? でっかいコントローラーが付いてるけど」 唯「これもゲームウォッチの一種なのかな? でも画面がないよ」 梓「画面なんか必要ありませんよ」 律「いや、必要だろうが。どうやってゲームをするんだよ」 梓「このファミコンは、テレビに接続してゲームをするんです!」バッ 唯「テ、テレビでゲームを!? あの大きな画面でゲームができるの!」 律「まじかよ…、こいつはすげぇぜ…」ゴクリ 梓「驚くのはまだですよ。 しかも、同時発色数が25色。つまり色がつくんです!」 唯「カ、カラーでゲームを!?」ビクッ 梓「それじゃさっそく、このポータブルテレビに接続っと…」ゴソゴソ 唯「いいなぁ…、あずにゃんのゲームだけ。ずるいよね律っちゃん!」 律「べ、べつにぃ…。私は、このシュオッチがあるから関係ないぜ」 唯「えー。私もカラーでゲームがしたいよぉ」 梓「んーと…、こうやって、こうだから…。あれ?」ゴソゴソ 唯「どうしたのあずにゃん? 困ってるみたいだけど」 梓「上手くテレビと接続できないんですよ…。どうやるのかな」ゴソゴソ 唯「そんなケーブルじゃ、入るわけないじゃない。 この四角いパーツを使うんじゃない?」 梓「四角の? あぁ、これならテレビ側に刺さりますね」ガチャ 唯「これで大丈夫かな。いっかいスイッチを入れてみてよ」 梓「いや、待ってくださいよ唯先輩。 この四角いのは刺さりましたけど、ケーブルはどうすんですか?意味無いですよ」 唯「あ、そっか。でも、部品はこれくらいしか入ってないみたいだよ」ゴソゴソ 梓「えー…。どういうことなんですか、 これじゃテレビとケーブルが接続できないじゃないですか!」 唯「わ、私に言われても困るよぅ」 律「ぷ……、ぷっぷーぷ!」 梓「あ、何ですかその可哀相な子を見るような笑い方は!」 律「いやーゴメンゴメン。お前らの様子が滑稽だったからね」ツヤツヤ 梓「なんですかその勝ち誇ったような顔は…。なんだか腹が立ちますね」 唯「ひどいよ律っちゃん。律っちゃんなら接続できるっていうの?」 律「あぁ、そりゃもちろんだぜ。こんなの朝飯前過ぎてヘソで茶を沸かせるぜ!」 梓「ほ、本当ですか!? だったら、やってくださいよ。早く!」 律「おーっと、ちょっと待つんだな。ひとつ条件がある」サッ 梓「条件ですか? なんなんですかそれは」 律「接続できたら、まず一番最初に私にやらせること。いいな」 梓「えー、なんですかソレ! ずっこいですよ、興味ないみたいな事言ってて」 律「だったらいいんだぜ。私はシュオッチで楽しんどくから」 梓「ぐっ…、なんて卑怯な。それでも部長ですか!」 唯「あずにゃん落ち着いて。 ここは冷静になるんだよ。ここで断ったらファミコンできないんだよ」 梓「そ、それはそうですけど…」 唯「条件を飲めば、あずにゃんは私の後。つまり三番目にプレイできるんだからさ」 梓「ちょっと待って下さいよ! なにさりげなく割り込んでるんですか。私が二番です!」 唯「ちぇ~。さすが鋭いねあずにゃん」 律「おっし、それじゃ取引成立って事だな」 梓「仕方ないですねぇ。わかりましたよ」 律「んじゃ、準備しないとな。 確か、倉庫の中にニッパーとかがあったっけか…」ゴソゴソ 梓「準備? なんでファミコンをするのにニッパーなんて必要なんですか」 律「少しは説明書でも読むんだな。ほれ、ここに書いてあるだろ」サッ 唯「RFスイッチにアンテナプラグを取り付ける…。うわっ、ナニコレ!」 梓「こんなの子供だけで出来る訳ないじゃないですか! 一体何を考えてるんですか」 唯「酷いよねぇ。でも律っちゃんが居てくれて助かったよ」 梓「そうですね、こういう事だけは器用ですから」 律「だけは余計だってーの。コレをこうやって。………あ!」ブッチ 梓「…………え?」 律「……あ、うん」グイグイ 梓「うん。じゃないですよ? 大丈夫なんですか。 なにか今、やっちゃったなぁみたいな声出しませんでした?」 律「……ん? ばっかだなぁ、ぁずさ。そんな訳ないじゃぁ…」グイグイ 梓「え? 何ですか、 語尾が小さすぎて聞き取れなかったんですけど、本当に大丈夫なんですか?」 律「……ぇぃ」プチッ 唯「…!? け、ケーブルがぁ! り、りっちゃぁん、ケーブルが切れっちゃたよ!!」ガダダダッ! 梓「な、なにやってんですか先輩!! ケーブルはこの一本しか無いんですよ!」グイッ 律「あぁ……、今は後悔してる」 梓「航海でも何でもして来て下さいよ! そんな事よりファミコンが!!」 律「……人生何が起きるか分かんねぇな」 唯「待って、あずにゃん! セロハンテープでくっつかないかな!」サッ 梓「無理に決まってるじゃないですか! ファミコンは精密機器なんですよ、子供の工作じゃないんですから!」 唯「で、でももしかしたら。……ってあれ?」 梓「どうしたんですか? 何か方法でも!」 唯「このケーブルって金太郎アメみたいになってるよ」 梓「金太郎アメ? どういう事ですか」 唯「間違って切断しちゃっても、 切断した部分からまた保護ビニールを剥けばいいんだよ」 律「……!?」ガバッ 律「あ、あぁ! 実はそういう事だったんだぜ。 つまり、お前らは私に踊らされただけなんだぜ!」ビッ 唯「そ、そうだったんだぜ!? てっきり騙されちゃったよ!」 梓「ハッタリに決まってるじゃないですか…。 一番踊らされてたのは律先輩でしょ」 律「うるせー。こんなややっこしいケーブルにするからイケナイんだよ! なんで最初から接続されてないんだ」 梓「う~ん…、コスト削減とかそういう事なのかな? F1並のスペックを大衆車の価格で売ってるようなものですから」 唯「へー、そうなんだ。オモチャ会社も大変なんだね」 梓「まぁ、推測ですけど。それよりも今度は気をつけてくださいね。 ちょっと短くなっちゃったんですから」 律「分かってるって。私のドラムさばきは知ってるだろ。 こういう小手先の作業は朝飯前だぜ」 梓「思いっきり失敗してましたけど…」 唯「あずにゃぁーん! 汗っ!」グルッ 梓「え? あぁ、はいどうぞ。 …というかこんな近いんだから聞こえますよ」サッ 唯「律っちゃん、大丈夫かな! 頑張って、律っちゃんならきっと出来るよ!」フキフキ 律「し、集中力が乱れる…。唯ちょっと静かに…」サクサク 唯「ここからは、カッターで慎重にいったほうがいいかな!?」 律「あぁ、そうだな…。ニッパーだとまたケーブル事いっちまう…」サクッ 唯「あずにゃぁぁーん!! メスぅ!」グルッ 梓「だから、聞こえますってば……」サッ 律「後は、こうやって一周して…。ケーブルを剥がせば…」キュキュ 唯「あーずにゃぁぁんっ!! ピンセットぉおぉ!!」グルッ 梓「だ・か・ら、うるさいですっ! そんなのありませんよ!」 2
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「ふあ~ぁ・・・」 目が覚め、一つ大あくび。 既に誰かが開けたのか、爽やかな朝日がきらきらと部屋に舞い込んでくる。 いつの間にか、昨日の夜感じた「視線」も消えていた。 「おや、目が覚めたようですね。おはようございます、癒癒さん。」 「おはよう癒癒お姉ちゃん!!」 「あ、おはようございます。」 「昨夜はよく眠れましたか?」 「いえ、その・・・見られてる気がして・・・」 「…ほう。悼魄はいつもより多く分け与えたようですね。余程あなたに期待しているらしい…。まぁ、何の躊躇いもなくここへ越してくる方が珍しいのでしょうね。皆、あなたに興味を持っているのですよ。勿論、良い意味でね。」 「興味、ですか。」 「そうです。・・・さて、今日からあなたにもお仕事をして頂かなければ。」 「沙紅さん、その前にみんなに紹介を・・・」 「おや、そうでしたね。では癒癒さん、手早く着替えて出てきなさい。部屋の外で待っていますよ。花子、手伝って差し上げなさい。」 「はーい!」 ドアが閉まり、沙紅さんが出て行った。・・・どんな仕事をすればいいんだろう?そういえば、鐙さんと獅吼さんが見あたらない。 「花子ちゃん、あの二人は?」 「ぇ?あぁ、悼兄と時兄のこと?二人なら今出かけてるよ。朝の5時ぐらいから出て、夕方に帰ってきたりするの。」 「へえ・・・何をしてるのか、知ってる?」 「えーっとね、多分悼兄は精神を鍛える修行中で、時兄はそれを見てるの。」 「ぇ、見てるだけ、なの・・・?」 「うん。あのね、これから言うこと、誰にも言っちゃダメだよ。勿論二人にも。お姉ちゃんには特別に教えてあげる。」 「う、うん・・・何?」 少ししゃがんで聞こうとすると、花子ちゃんは私の耳にこそこそと話してくれた。 更新待ち。
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21.SDX みなみ「ぷちさんふらんSDXってのがあるらしいな」 あいね「月刊すたげの通信販売で買ったことがあったね」 みなみ「じゃぁ、DXやSや無印もあるんだよな?」 あいね「あるかもねー」 みなみ「一体、どんな感じなんだろうなぁ」 あいね「んー…… 蔦が体で出来ててそっから足が生えてるような生き物になるんじゃないかなぁ」 みなみ「……版権上危険だな、それ」 22.今昔ほしみる話 あいね「ねぇねぇ、ほしをみるひとが今の最新機種で復刻されたらどうなるかなぁ」 みなみ「完全にif話だけど、そうだなぁ。まずFC時代と違ってキャラデザインがかっこ良くなってるだろうな」 しば「う~ん、病気で動けなくなるのはちょっと辛いかな」 どな「私の出番が多くなると嬉しい」 あいね「みさはどう思う?」 みさ「……最初の街が見えない辺りどうにか」 みなみ・しば・あいね・どな(確かに) 23.原点回帰 みなみ「……」 しば「みなみ~、どうしたんだい~?」 みなみ「あ、いや、俺が――今の俺が始めて気がついた場所が此処なんだ」 しば「そっか~、云わばみなみが生まれた場所、なのかもね~」 みなみ「そう、なのかもな」 しば「うんうん、そうなんだ~」 みさ「よく襲われなかったわね」 みなみ「あれ?そう言われると…」 しば「そういえば、そうだねぇ~」 24.したうち どな「あいねはいつも元気」 あいね「うーん、そう言ってくれると嬉しいなー」 どな「でもこころはいつも傷ついてる」 あいね「あぁ、そう言われればそうだね。心が見えるって怖いからね」 どな「今は私達がいるから元気?」 あいね「うん。元気元気!」 どな(……チッ)←自分一人で励ませないから僻み あいね「え?」 25.五人揃って!(8コマ) みなみ「スターブルー!」 しば「スターグリーン!」 あいね「スターオレンジ!」 みさ「スターレッド!」 どな「すたーいえろー」 みなみ「五人揃って!」 ここで一応何か無駄に大きい身振りでポーズを決める 全員「ほしみる戦隊!スタゲレンジャー!!」 あいね「なんて考えたんだ」 みなみ「その実際にありえそうなネタは止めろ」 どな「すたーいえろー」←後ろで小さくつぶやいてみる 26.だめだかてねぇ どぐうがあらわれた! みなみ「どぐう一体か。今の俺達ならよy どぐうがあらわれた! みなみ「へ?」 どぐうがあらわれた!どぐうがあらわれた!どg(以下エンドレス 全員(駄目だ勝てねぇ……) 27.ロングジャンプ あいね「ねぇしばー」 しば「ん~?」 あいね「ロングジャンプってさ、テレポートみたいなものなんだよね」 しば「まぁ、出れるところが決まってるけどねぇ」 あいね「じゃぁさじゃぁさ! 失敗したら壁に埋まったりするの?」 しば(ウィ○ード○ィ!?) 28.需要と供給 しば「……」 みなみ「お、どうしたんだしば。銃なんて持って」 しば「俺さ、ずっと疑問があったんだ」 みなみ「ん?」 しば「何で弾とかバッテリーだけで売ってないんだろう」 みなみ「……まぁ、おかしいよな、普通に考えれば」 しば「銃と銃弾のセットを何度も買うなんておかしいと思わないか!? こうなったら全国回って銃弾やバッテリーを売るようにしなくては!」 みなみ(重火器マニア大暴走……) 29.どるふぃんきっく あいね「そういえばさぁ、いるかの攻撃にドルフィンキックってあったよね」 みなみ「ん?あったけどそれがどうかしたのか?」 あいね「いるかって、足無いよね」 みなみ「いや、ドルフィンキックってのはバタフライ泳法の時の足の動きだぞ」 あいね「へぇ~、そうなんだ」 みなみ「これ位常識だろう?」 あいね「じゃぁそれをどうやって陸地でやったんだろうね」 みなみ「……あれか?俺達は所謂『はねる』を自分から喰らいに行ったのか?」 あいね「随分と間抜けな話だね」 30.かれいどすこーぷ みさ「しば、頼みがあるの」 しば「ん~?何だ~い?」 みさ「カレイドスコープが欲しいの。調達できないかしら」 しば「分かったよ~。多分明日には渡せると思うよ~」 みさ「そう、分かったわ」 みなみ「いいのか?あんなあっさり約束して」 しば「大丈夫だって~」 みなみ「え?だって、重火器だろ?あれ、結構レアだぞ?」 しば「何言ってるんだよ~。カレイドスコープは万華鏡だよ~?」 みなみ「紛らわしい会話すんじゃねぇ!」
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498 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/02/08(日) 12 30 21.72 ID Yir5KIBz0 488 マオ「所詮、自分で作ってないガンプラや!どこまでの性能があるか自分でもわかっとらへん!!」 三代目メイジンカワグチ「ガハァ!」 チナ「血を吐いた!」 きらら「メイジンが血ぃ吐いた!ダメだったんだ! 『ガンプラバトル上位陣って割と自分でガンプラ作ってなくね?』とか突っ込んじゃダメだったんだ!『ミニ○駆のレースに親父マシンで出るみたいなことメイジンがやっていいの?』とか突っ込んじゃダメだったのよ!!」 499 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/02/08(日) 12 47 36.83 ID EHacOWWr0 498 コウ「刹那~、ガンプラ作ろうぜー」 刹那「……………………………………」ガリガリガリ コウ「…あれ? 無反応?」 シン「勉強中だよ」 コウ「ええっ!」 ガロード「自分でガンダム作らないとダメなんだってさ。 リアルの方の」 コウ「はぁっ!? そんなの無理じゃ」 アムロ「ん?」←νガンダムの基本設計やった人 コウ「…あー」 シン「例外っちゃあ例外なんだけどね」 503 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/02/08(日) 14 48 59.53 ID L3elT4g/0 499 刹那「俺は……ガンダムになる……!」ガリガリガリガリ アムロ「動機がどうであれ、それで刹那の成績が上がるのなら兄として応援するぞ」 コウ「参考書を貸すことはいいと思うけど、それ間違いなく高校の範囲の本じゃないだろ!?」 ガロード「ガンダムが関われば刹那兄もあんなに勉強できるんだ…」 シン「文系科目は全く上がらなそうだけどね…」 509 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/02/08(日) 18 01 45.74 ID TVF0MA2k0 500 メイジン「ザクアメイジング?あぁ、ユウキ・タツヤ君の作品だね。アレは素晴らしい作品だ…ワタシジャナイヨ?チガウヨ?」 マオ「アメイジングエクシアも元々PPSE製作やしね」 レイジ「セイと最後戦りあったときもアランに修理任せっきりだったしな。メイジンってガンプラ作らなくてもいいんだな」 メイジン「ガハァ!」 チナ「あぁっ!アメイジングエクシアがメイジンの吐血を浴びて真っ赤に!」 きらら「あれは…ダークマター!?」
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「こなちゃん。雨だね」 「そだね」 「雨・・・嬉しい?」 「なんで?」 「ううん、なんか嬉しそうな顔してたから」 「ん~まぁ安心してアニメが見れるからねぇ」 「そういえば、そんなことも言ってたね」 「そう言うつかさはどうなのさ?」 「ん~じめじめして私は苦手」 「あぁ前もそんなこと言ってたね」 「お洗濯物とか、なかなか乾かないし」 「あぁ・・・確かに乾かないねぇ」 「お姉ちゃん・・・こないね」 「こないねぇ」 「おっすこなた。つかさ」 「あ、お姉ちゃん」 「? 二人してなに辛気臭い顔してるのよ?」 「いやぁ、やっぱりかがみんが居ないとツマラナイなぁってね」 「うんうん。お姉ちゃん居ないとね」 「はぁ? まぁいいわ。みゆきは?」 「委員会の仕事がなんたらとか」 「ふーん。それであんた達は昼休みに外眺めて何してたのよ?」 「雨のことでね」 「雨?」 「雨が嬉しいか嬉しくないかってお話してたの」 「かがみんはどうなのさ?」 「私?ん~あんまり好きじゃないかなぁ」 「ほほぅ・・・かがみんのことだから、てっきり好きだと思ってたぁよ」 「へ?どうしてよ?」 「この私と出会えた日も雨だったじゃない?」 「あぁ。そんなこともあったわね。でも、それがどうして雨が好きなことに繋がるのよ」 「大好きな私のことを思い出す雨・・・あぁ切ないねぇ」 「はぁ?いつ誰があんたのことを好きなんて言ったのよ!」 「ふふ・・・私と同じクラスになりたいからって文系に変えたのは誰かなぁ?」 「べ、別にあんたの為に変えたわけじゃないわよ!」 「照れるな照れるなかがみんや。おぉ可愛いなぁ。なでなでしてあげる」 「こ、こなた、また喧嘩売ってる?」 「お姉ちゃんとこなちゃん。ほんと仲いいね」 「つかさ、何処をどう見てそういう結論に至ったのよ」 「えっと・・・ありのままを見て?」 「お~よちよち」 「こ、こなたぁ!」 「あれ?でも。そういえば・・・」 「?」 「?」 「私がこなちゃんにお姉ちゃんを紹介した時、雨降ってたっけ?」 「あぁあれ実は二度目」 「えぇ~~~!?そうだったんだ?」 「そうそう。初めて会った時は雨降ってたんだよね」 「そうね。場所は確か・・・」 「ゲマズだったね」 「そこでどうやって知り合ったの?」 「え~っとたしかぁ」 ――――――ふたりの雨とひとつの傘―――――― ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― うぅ、届かない・・・ お目当ての本は、棚の最上段。 こういう時は背の低さを少し呪ってしまう。 「ん~~~~!!ん~~~~!!」 後、少しで届くんだけど・・・ 「これ?」 「え?」 お目当ての本を目の前の女の子が取ってくれていた。 「これで良かった?」 「え?え?」 「あなたが取ろうとしてた本よ」 「そう・・・だけど」 私がそういうと、「はい」と彼女が本を手渡してくれた。 「あ、ありがとう」 「どういたしまして。今度、高いとこの取ろうという時はそこの使いなよ?」 脚立を指差す彼女。そういえばあったね。 もう片方の彼女の手に持ってるのは。 「フルメタ?」 「え? あ・・・」 彼女が「しまった」みたいな顔で後ろ手に隠す。 「いや、私オタクじゃないし。フルメタルパニックなんて読まないわよ」 「私、フルメタって言ったんだけど・・・」 「!!」 また「しまった」みたいな顔になる彼女は手で顔を隠す。 「ふーん、やっぱり」 「いや、別に、これは、なんというか・・・」 「隠す必要なんてないじゃん」 「隠してなんてないわよ!」 「いや、どう見ても隠してたし」 「も、もう!だからどうだって言うのよ!」 「私、好きだよ」 「へ?」 「活字苦手だから小説は読まないんだけど、アニメは好きだよ。フルメタ」 「そ、そうなんだ?」 そういう私に彼女は少しニヤけた顔を、フルメタで隠していた。 「どんなとこが・・・好き?」 「宗介の不器用なとことか、それよりも不器用なかなめとの恋とか。 後、アニオタの熱いキャラとか、ラムダドライバの燃える展開とかっ」 「へ、へぇ・・・結構好きなんだ?」 「そだね。アニメではかなり好きな方だよ」 「小説・・・読んでみない?」 「ん~~活字苦手だし」 「見てみなってぇ!絶対面白いから!」 そういうと彼女は手にしたフルメタを私に差し出してきた。 「ん~じゃあ、ちょっとだけ」 ぱらぱらっとページをめくって見るけど、やっぱり活字が頭に入ってこない。後、 「先生。これ何巻ですか?途中からとかワケ分かりませんよ」 「あぁ、そだった・・・」 不満顔の私にうろたえる彼女。 「絶対面白いからさ。今度1巻から貸してあげるから読んでみなよ」 「ん~やっぱり活字は頭に入ってこないから良いよ」 「そう・・・」 寂しそうに俯く彼女。ちょっとそっけなさ過ぎたかな。 「今は読む気はないけど、今後もそうか分からないし、読みたくなった時はさ」 「へ?」 「そん時は貸してよ。フルメタ」 「え、えぇ!」 嬉しそうな顔で笑う彼女を見てて思う。 百面相。割と見てて面白い。 「ちょっと待ってて。レジ行ってくる」 「あぁ、私もまだ買ってないから行くわ」 そう言って、私達はレジで会計を済ます。 「今からそこのマックに行くつもりだけど、一緒に寄って行かない?」 「いいわよ、せっかく知り合ったんだし」 「あ・・・雨」 「そうね」 「傘、持ってきてない・・・」 「天気予報見なかったの?」 「予報なんて信用してないから見ないし、出る時、晴れてたから」 「はぁ・・・しょうがないわねぇ」 そういって彼女が鞄から折り畳み傘を取り出して広げた。 「入りな」 「ありがと」 よく分からないけど、こういう時ってなんだか照れる。 「あ、そういえば」 ? 「名前、聞いてなかったね」 そういえば、そうだった。 マックの店内。 軽快なBGMが流れる店内で戦利品を鑑賞しつつ、片手間にポテトを口に運ぶ私。 視線を上げると彼女も黙々とフルメタを読んでいるようだ。 こういう時、中学の頃の友達だったら、会話がメインになってしまって読むことに集中させてくれなかった。 話すことが苦手というわけではない。 でも、せっかく買ったんだから、こういう時は本を読んでいたいのだ。 今、目の前で黙々と読んでいる彼女もそういう節があるようだ。 ふと、視線が合う。 「ん?なに?」 「いや、女の子にしては、こういった場所で、そういう風に読みふけるのは珍しいなって思って」 「あんたも女の子でしょうが」 「そ、なんだけどね」 「まぁ、言いたいことは分からないでもないけどね」 「でしょ?」 「私の友達もああいったところとか、こういう本には興味が無いみたいだし」 「同じ趣味を持つ友達ってのは、なかなかねぇ・・・」 「特にこういった類で女の子の同士を見つけるのは、難しいわねぇ」 「だね」 「まぁでも、こうやってお仲間を見つけられたのは不幸中の幸いね」 「といっても、ちょっと系統違うけどね」 「いつか染めてあげるわよ♪」 「ぐふ・・・お手柔らかに」 「そういえば、こなた。家はどこら辺なの?」 「あぁえっとね・・・最寄は幸手」 「ふーん、結構近いのね」 「へ?そなの?」 「えぇ、その先の日光にある神社の子なの、私」 「へぇ・・・じゃあ巫女さんやってたり?」 「たまに手伝いでね」 「柊・・・かがみ」 「何よ・・・?突然」 「ううん、なんでもー」 「まぁいいけど。それにしても、偶然が重なるわねぇ」 「運命、だったりしてね」 「そんなわけないでしょ。ふふ」 やっぱり、同好の趣味を持つと友達になりやすいのかなぁ。 出会って数時間も経たないけど、なんだか私達はすごく仲良くなれてる気がする。 ゲーム並に出来すぎた偶然は本当に運命かもしれないと思わせる。 次はー幸手ー幸手ー 「あ、もう幸手だ」 「そうね」 「傘、助かったよ。ありがとうね」 「別に、行く先は一緒だったんだし構わないわよ。 それより家近くなの?良かったら傘貸そうか?」 「ううん、大丈夫。電話してお父さんに迎えに来てもらうから」 「そっか」 ちょっと寂しそうな顔を見せるこの子は、きっと世話焼きさんなんだろう。 電車の扉が開くと同時に飛び出す私。 「あぁそうそう」 「何よ? 早く言わないと扉閉まっちゃうわよ」 「つかさによろしくね」 「あれ?あの子知ってたの?」 「うん。同じクラスの友達」 「そうだったんだ?ますます偶然が重なるわね」 「そうかもね。それじゃあ!」 「えぇ、またね」 プシューっと気の抜けた音と共に電車の扉が閉まる。 私達は、ただなんとなくお互いの姿が見えなくなるまで目を合わせていた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「と、かがみんとの馴れ初めはそういう感じだったのですよ」 「へぇ~そうだったんだぁ・・・」 「まぁ偶然というには偶然が重なり過ぎた出会いではあったわね」 「だからかぁ・・・」 「どしたの、つかさ?」 「えっとね、こなちゃんに紹介する前日にね。 お姉ちゃんが私の友達紹介して欲しいって急に言ってきたの」 「あ・・・あぁ・・・」 「ふふーん。詳しく聞かせてもらいましょうか?かがみんや」 「ちょっとつかさ!それ黙っててって言ったでしょうが!」 「あ、ごめーん・・・」 「いいではないか、いいではないか。そんなに私のことが気になったのかな?」 「く・・・くぅぅぅぅ~~~~~」 「あれ?皆さんどうかしたのですか?」 「あ、みゆきちゃんお疲れ様」 「お気遣いありがとうございます。 それで、かがみさんとこなたさんは何をしていらっしゃるのですか?」 「いやぁ愛情表現?」 「んなわけあるか!は~な~れ~ろ~!!」 あの日から時間があれば、会いに来てくれるかがみ。 ちょっと嗜好は違っても、同好の友達が居るってのは、とてもありがたいと思う。 まぁことあるごとにラノベ読ませようとしてくるのはご愛嬌ってことで。 こんな日が明日からも続くのであった。 おしまい。
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前幕。 どうか、もう哀しまないで下さいマスター・・・いえ。 それは無理な事であるとは私自身解っているつもりです。だから、今は、涙だけは。どうかお収め下さい。 この命・・・。 貴女が選んでくださった心の種。 いつしかそれが芽を生やし、私がどのような者であるかを自覚し、理性が理解を受け入れた時から・・・この日この刻が来る事は識っておりました。ただ、それが思ったよりも早かっただけ・・・どうか、お解りください。貴女と共に過ごした時。所の皆様と笑いあった日々。 それを私は忘れたくはないのです。 あら? まぁ、ダメですよ? 皆様まで泣いてしまっては。皆様は、これからも泣き虫なマスターを支えなくてはならないのですよ? ・・・・・・。 えぇ、そう。そうですね。私は幸せでした。きっと。 ここで過ごした僅か数年。決して長くは無い・・・それでもたくさんの想いの詰まった数年。この大切なメモリーを『想い出』と言うのであれば。それを抱いたまま私は旅立ちたいのです。 えっと・・・。 そう、ゼリスは。 ・・・ふぅ・・・、ふふふ。自分の名前を思い出すにも、少し時間がかかるようになってしまいましたね。 大切な物が消えていきます・・・それは霧のように。 このまま、全てを忘れていく事は耐え難い苦痛です。いつしか自分が何であったかさえも忘れてしまうでしょう。 そして・・・この暖かな日々があった事も。 皆様の名前。マスターの声。 忘れたくない『記憶』・・・この我侭、お許しくださいませ。 えっ? 『願い』ですか? マスター・・・ありがとうございます。 それでは・・・。 ・・・・・・。 まぁ、そんなに驚いた顔をしないでください。ずっと前から決めていました。 その為のメッセージも残しているんですよ? ・・・え? マスターのPCの中です。「ZF」というファイルがあるはずです。 あぁ、そういえば・・・って。もう・・・見えやすい所に置いてるんですから、少しは怪しんでください。 けど、そう。そんなマスターだからこそ。私を作ってくださったのですよね。 ? ふふっ・・・意味は、秘密です。 それではマスター、そして皆様。私はこれよりCSCを停止させ眠りにつきます。 ・・・たくさんの心を、ありがとうございました。 皆様と、これから生まれてくる全ての神姫達・・・そのマスターの頭上に光と幸福があらん事を。 ・・・どうか、お伝え下さい。 全ての妹、娘達に。 貴方達を愛しています、と。 そして・・・ 2035年12月24日クリスマス。 千葉峡国神姫研究所において、研究所所長の神姫でもある言語能力特化型神姫「クラリネット」のテスト機・・・コードCRZR-C003の全機能が停止された。 彼女の名を、ゼリスという。 彼女のみに搭載された最初期試作型CSCは記憶中枢とのリンクが不完全であり、可動寿命は僅かに約5年であったと伝わっている。寿命を迎える前に、『哀れに思った研究所の者たちが機能を停止させた』。そう、報道された。 クラリネットタイプの美貌と美声は有名であった為、しばらくは『聖夜に死を選ばされた悲哀のヒロイン』との如き扱いで彼女の名前はマスコミに取り上げられはした。 ・・・が、それもまた一瞬。時代は小さな名前を飲み込み、やがて忘却の彼方に押し流していった。 翌年。大プロジェクトである武装神姫シリーズがスタート。 「クラリネット」をはじめ、「ミネルバ」「エレティリス」などの旧来の神姫を核として設計された最新型シリーズ。 本来は一つの派でしかなかった『神姫バトル』を当初よりコンセプトに投入している彼女達は一躍神姫界を席捲し、急激な勢いでバトルは神姫界の主要を占める重要なジャンルとして成り立っていく。 表では毎日のように公式バトル結果がネット上に溢れ、新製品が売り出され。 そして同時に神姫関連の犯罪件数も増加。闇バトル、違法改造や盗難・・・裏もまた賑やかに。 目まぐるしく神姫の周囲は変遷していった。いつしか、神姫と武装神姫はイコールで結ばれるようになる。 風が嵐が如く吹く西暦2036年。 全てが忙しなく流れ往き、歴史の波濤が全てを覆い尽くす時代。 そんな中でも時として。 草色の風が舞い、緩やかな『想い』が彼女達の髪を梳き・・・流れる事があった。 上幕。 第一幕
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「っはぁ~・・・・・・」 「さっきから溜息つきっぱなしですぜ、アニキ」 「んあ?あぁ・・・・・・・」 溜息が尽きるわけがない。 あの日。中国からズタボロになって使者が帰ってきた日。 「おめぇ!その傷はどうした!?」 「し、心配いらねッス・・・・それよりアニキ・・・元就様が・・・・・」 「元就がどうかしたのか?」 「半月はさすがにまずかったみたいで・・・今更何の用だ、と突然フラフ・・・いや、輪刀を・・・・・」 なんてこった 「命からがら逃げてきたんス・・・」 「そうか・・・すまねぇな。ゆっくり休んでくれ」 そういうと、そいつは他のヤツらに担がれながら出て行った。 「元就、かなり怒ってんだろうなぁ・・・・」 鬼の形相で自分を睨む元就が目に浮かぶ。 俺は頭を抱えて落ち込むことしか出来なかった。 「元気出して下さいよアニキ。半月かかったのだって理由があるじゃないですか」 「まぁ、そうだけどな。そんな言い訳、アイツが聞いてくれるかどうか・・・」 「元就様は素直じゃねぇですから、口ではそう言っても根っこのところは案外ってこともありますよ」 仲間が懸命に励ましてくれるが、やはり不安は拭いきれない。 もしかしたら・・・・来ないなんてこたぁ・・・・・・・・・ 「はぁあああぁああ~・・・・・・」 元親の落ち込みっぷりに、仲間もそっとしておいた方が良いだろうとその場を去る。 長毛4
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あの日のゆかちゃんは、今思えばちょっと様子がおかしかった。 あたしは、叶った夢だとか幼い恋だとか。 ノンキなことばかり考えてふわふわしてた時期だったから、切羽詰まった様な困った様な、真剣な顔をしたゆかちゃんが心配になったっけ。 Recollection* 「あ〜ちゃん」 「ん〜?」 「ちょっとね、話があるの。今日、仕事が終わったら付き合ってくれない?」 「えぇ〜、なんじゃろ改まって。珍しいね」 「うん…。付き合ってくれる?」 「ええよ。あ〜ちゃんで良いなら、いくらでも聞くよ」 「良かった。ありがと」 仕事が終わり、楽屋に戻ると、あたしとゆかちゃんはそそくさと帰り支度を済ます。 その日のラストの仕事の後は、楽屋でやいのやいのガールズトークを繰り広げるのがいつものあたし達だから、のっちが不思議そうにあたしとゆかちゃんを眺めている。 大きな瞳が、あっちへこっちへ、キョロキョロ動く。 口が開いてるよ、のっち。 かわいい。 「なになに、もう帰っちゃうの?」 のっちは、いつものあの顔。 「そ。今日はあ〜ちゃんとデートなんじゃ」 イジワルな顔したゆかちゃん。語尾が上がる、あの喋り方。 「えぇ〜…のっちは?」 「デートは二人でするもんじゃけ、のっちはおとなしくおうちでゲームしとりんさい」 しゅんとしてしまうのっち。下唇が、かわいく突き出る。 ごめんね。のっち。 今日はゆかちゃんと二人で話するけぇ、今度は一緒にお出掛けしようね。 東京ってのは、すごい街だ。 時刻はすっかり夜だというのに、目を凝らさなくたって、歩く道は遠くまでしっかり見える。 街が明るいせいか、空はどんよりどこまでも黒い。 利便を考えればいくら明るくしても足りない位だと思っていたけど、光っていうものも度が過ぎると、なるほど問題も生み出すらしい。 まぁ、そもそもこの街の空は、下手くそなあたしがやった、積み上がったテトリスの疎らな隙間ほどしか見えないのだけれど。 あたしとゆかちゃんは、肩を並べて、明るい道をずんずん歩く。 別に変装もなにもしてないのに、気付く人はいない。 ちょっとつまらないけど、きっと私服が地味だからだな、と、自分を納得させる。 いつもは、派手な衣装だから、きっと結び付かないんだな、と。 ゆかちゃんに連れて来られたのは、店内が少し暗い、でもちょっと間接照明がセンス良い感じの、落ち着いたオシャレなお店。 ゆかちゃんは、こういうお店を良く知っている。 いつもは、誰と来てるんだろう。 あたしとのっちは、ゆかちゃんとこういうお店に来たことはない。 注文やらなんやらは、ゆかちゃんに任せたコドモなあたし。 なんかこういうお店って、そわそわしちゃうんよね。 「あ〜ちゃん、今、好きな人いる?」 注文を終えたゆかちゃんが、唐突に話始める。 「え?あぁ…うん。いるよ」 「そっか」 聞かれて、一瞬考えてしまった。きっとゆかちゃんの今日の話ってのは、恋の話なんだ。 質問を聞いて、最初に頭に浮かんだのは、優しい顔したのっち。 あたしはきっと、表情が緩くなったはず。 でも、好きな人が女の子だって問題ないよね? 好きなことにはかわりない。 「あたしもね、好きな人がいるの」 やっぱり、恋の悩みだね。 ゆかちゃんがあたしに頼ってくれるなんて嬉しい。 ってか、珍しい…?